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■ 環境新時代を担うふとん打ち直し

―先を行く消費者意識を追いかけていきます― ( ふとんリサイクル推進協議会 親松徳二)
 

エコ時代にふとん打ち直しが注目されています
 このところ来店くださるお客様の反応に微妙な違いが感じられるようになりました。特に打ち直しの相談を受けた場合、「新しいのを買ったほうが安いですよ」は禁句のようです。また、打ち直すか買うか迷っているお客様にも、直して使う方を優先してお話した方がスムースな商談に結びつくようになって来ました。
 このことは1999年から私ども東京江東区の寝具店有志で始めた「ふとんはリサイクルできますよ」と言う呼びかけ運動にも、依然として反響が続いていることからもうかがえるように、環境に対する消費者の意識はかなり高まっていることが感じられます。

 私どもは、ふとんの「打ち直し」は伝統のリサイクル技術であることと、全国の寝具店で受け付けていることを伝え続けているのですが、特に「ふとんはリサイクルできる」ということが、マスコミで取り上げられ、新聞、テレビ、雑誌などで伝えられてから、いろいろな問い合わせが来るようになりました。
 問い合わせの内容は、中、高年の主婦の方からの「近所で打ち直しを扱っているふとん屋さんを教えてほしい」というものや、「化繊や羊毛のふとんは打ち直し出来るか」という問い合わせなどが多くあります。

 これらの問い合わせに対して、「打ち直しはご近所のふとん屋さんでやっていますよ」とお答えしているのですが、よくお話を聞いていると、近所のお店で「打ち直しを頼んだらいやな顔された」とか「新しいのを買った方が安いですよ、と言われた」とか、寝具店に対する不満を聞かされることがしばしばあります。
 そこで「捨てたくないんですよねぇ〜」と同調を求めると、「そうなの、値段のことなんか言ってないのに…」と話はふとんへの愛着や、更にゴミ、環境の問題になってしまうことも珍しくありません。

 消費者からの問い合わせで、当然のことですが打ち直しの出来上がり金額を聞かれることがあります。当店では「8千円から1万円ぐらい、わたを足すと更にプラスします」(税別)とお話しています。この場合、お客様は新しいものを買うか打ち直して使うか迷っていることがわかります。
しかし「買った方が安いですよ」とは言わないように注意しています。このお店は環境に関心がないと思われてしまわないよう気をつけて言葉を選ばなければなりません。

若い人からの問い合わせが増えています
 ホームページを開いてからは、「打ち直し」という言葉に新鮮な好奇心を感じる若い人からの問い合わせが多くきています。仕上がったふとんをお届けすると、「あんな汚い布団がこんなにきれいになるなんて!」と若い方々は本当に感激してくれます。

 特に妊娠中や幼児を持つ若いお母さん方の素材に対する関心は高く、自然素材であるコットンに対する反応は根強いものがあります。これはアトピー、アレルギー症など環境起因症候群から子供たちを守るために、少しでも自然回帰を願う現われではないでしょうか。

ふとん打ち直しで地域コミュニティーを
 地球の環境は悪化の一途をたどっています。そして消費者の環境意識は確実に高まってきています。それに対して、例えば自動車業界ではトウモロコシを原料にした自動車が試作され、廃車しても自然に還れる自動車が走る時代が近づいています。最近は廃棄されたあとの環境負荷を考えない製品や、リサイクルシステムを提示できない製品は次第に少なくなっていますが、さらに製造者の環境に対する姿勢が消費者、購入者から見つめられていることを感じます。

 そんな時代に、廃棄ふとんの数量がいつまでも増加を続けていることが許されていいはずはありません。ふとんリサイクルシステムとしての「打ち直し」がここに来て関心を集めていることは当然の流れです。打ち直しは私ども業界が持つ伝統のリサイクルシステムです。業界にはまだまだ設備が残されています。これを活用しない手はないと思います。

 ふとん打ち直しの本来は、町の中での顔と顔が見える信頼関係があって成り立つ仕事です。その意味でもこれからの地域循環型社会の「エコ・コミニティービジネス」を担うにふさわしい事業だと考えています。本物志向の時代に入ったいま、われわれ寝具の専門店の出番が来たように感じられるこの頃です。

 
 
 
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