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■ ふとんのリサイクルで地球温暖化の防止を!

ふとんは、東京都の粗大ゴミNO.1(平成11年度東京23区粗大ごみ中のふとん回収量は約41万枚(平成16年度版循環白書−環境省編より))。新しく生産され(平成15年度のふとんの生産と輸入の合計枚数は、20,707千枚(財団法人日本ふとん協会事業報告書より))、そして、捨てられていくふとん。私たちは、ふとん廃棄の地球温暖化への影響と、ふとんリサイクルの効果を調査し、ふとん事業者として、地球温暖化の解決策を模索してまいります。
 
 
ふとんリサイクルから始まる新しい循環型社会

1.いますぐ何とかしなければ

 地球温暖化が進行する中で、心ある人々はゴミ問題が単に環境問題のみならず、人類の生存にかかわる終極的な問題になっていることに気づいています。そしその根本的な解決方法は、大量生産、大量消費社会からの決別以外にないことも理解しています。しかし現実には多くの人々の生計がその大量生産、大量消費社会によって成り立っている以上、急激な変革は不可能なことです。このジレンマは人類が滅亡するまで続くであろう課題ですから、最後の最後のところまで行ったとき、人間の叡智が発揮されることを願うしかありません。
 しかし自分の子や孫たちの未来を思い浮かべたとき、やはり「何とかしなければ」と思わずにはいられません。そんな思いで消費者団体の皆さんや、町の中でも多くの人々がそれぞれの思いを胸に行動し始めました。私たちの「ふとんリサイクル問題」もそうした思いから始まった、止むに止まれぬ行動の一つに他なりません。なぜなら事業の滅亡と一対でもあるからです。


2.ふとんリサイクル問題の反響

 東京都の粗大ゴミNO.1がふとんだということが伝えられ、ふとんリサイクルシステムとして「打ち直し」がマスコミで取り上げられた結果、一番多い反響は「いらないふとんの処分法」の問い合わせです。古紙やビン、缶のように集めて再利用できないかというのです。それについて私どもは過去も現在も実行しています。顧客から回収した古いふとんのうち、良質のものは有効活用してきました。棄ててはあまりに「もったいない」資源だからです。
  しかし私どもはボランティアではありませんから、ただ単に「もったいないから処分してくれ」言われても困るのです。古いふとんそのものには価値はなく、それを再生すると価値が出てくるのですが、現実にはそれが売れて始めて価値が生まれます。ですから、棄てる人が再生品を買わなければリサイクル市場は循環しません。現在でも「もったいない」わたを使って、例えば小座布団などを作って販売していますが、その販売量はわずかに過ぎません。
 私どもの今後の課題はふとんわたの殺菌技術も向上してきましたので、「再生紙100パーセント」のように「再生わた100パーセント」と堂々と表示して売り出すことも考えています。


3.他のリサイクルとふとんリサイクルの相違点

 ふとんリサイクルの原点である「打ち直し」の本来は、自分や家族のふとんを再生して再び使うのが基本です。自分が使っていたものなら、衛生面も気になりませんから、安心して使えます。こうして都内だけでも年間数十万枚のふとんが地域の寝具店などで現実にリサイクルされて使われ続けているのです。
 ふとん打ち直しは自分の使ってきたものを再生することで機能が回復する、または増加すると言う意味で「修理」のような意味合いもあります。ふとんの機能は主に「保温性」ですが、これは日常の使用によって徐々に減少していきますが、そのサイクルはきわめて長期にわたり、棄損しないで打ち直しを繰り返すことによって、更に機能を回復させ、持続させることが出来ます。それに対して紙、缶、ペットボトルなどは一度使用するとその機能は終わり、資源としての価値のみになります。
  ふとんリサイクルは資源を再利用する点では他のリサイクルと共通ですが、機能を持続させることによって、買い替えサイクルを長くすることに特徴があります。これは3Rのどれに当てはまるのでしょうか。
ふとん打ち直しは
(1)機能を再生する・・・・・・資源の再利用
(2)機能を持続させる・・・・資源サイクルの長期化
の2つの役割をしています。


4.使い捨ての基を絶つ

 それにしても棄てられるふとん量の多さです。その数だけ使い捨てのふとんが作られていることでもあります。それがまたゴミになるのです。この循環を断ち切らないと地球の未来がないことを考えたとき、製造者や販売者はもっと真剣に考えなければならないと思います。
 私どもは布団については「製造販売」ですから、集まったふとんを分別し、良質なものは打ち直し、耐用年月が過ぎた再生不能品は処分料を払って業者に渡しています。最近では大手製造メーカー、量販店でも引取りを行うところが増えています。ふとんは大型商品であり、素材も多様化しているため、これを分別、回収、処理を行うには多額の経費を要するのですが、これをいつまでも行政に押し付けているわけにはいかないのではないかと思います。
 ゴミを減らすには基を絶つしかありません。製造または販売しているところが、再生しやすい素材や工法で作るとともに、販売後も再資源化出来るものは工場に回し、化学製品は燃料にするなど、最終処分まで分担することではじめてゴミの減少につながるのではないでしょうか。ここをクリアすることが21世紀の企業に課せられた課題と考えています。
 私たちは、ふとん廃棄の地球温暖化への影響と、ふとんリサイクルの効果をこれからも調査し、事業者として解決策の模索を続けてまいります。
 
 
 
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