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■ 日本はゴミ捨て場ではない

 町には低価格の繊維製品が満ち溢れ、量販店、大型専門店、郊外のアウトレットはセールにおおわらわだ。だけどちょっと考えて欲しい、繊維製品の低価格化とゴミの増加問題。
(ふとんリサイクル推進協議会元会長 江口 保)
 
  同じ商品を何百万枚も作り、コストを徹底的に落として販売されている商品は「消費者のため」という謳い文句を掲げて、棄てても惜しくない価格に設定されているために売れ続けているが、言葉を変えれば多くの人は棄ててもいいものを買い続けていることだ。一方で叫ばれているゴミ問題はこの瞬間は全く念頭になくなっている。物を買う人、棄てる人、ゴミ問題を叫ぶ人、一人三役のお芝居を多くの人が名演技で演じている。

 「繊維製品リサイクル懇話会」によると、繊維製品の低価格化現象が買い替えのサイクルを短縮させ、廃棄量を急増させ、省エネ、省資源を目指す循環型社会に対する阻害要因になっているという。このため経済産業省は2002年度にはリサイクル制度を目指すと言う。

 「このままでは日本はゴミ捨て場になってしまう」と語った人がいる。中国や東南アジア方面で作られた低価格繊維製品は衣料品、寝装品などの繊維製品のほか、家庭用雑貨、自転車、プラスチック製品など、ゴミ集積所のワースト品目はこれら外国製品の占める割合が日増しに増えている。このことを日本人は真剣に考えなければならないときが来ている。

 日本人は物を大切にする国民だと言われているが本当だろうか、輸入製品でも大切に長く使えば問題ないが、修理すれば買うより高くつく現況は、物に対する愛着心を失わさせ、いっそうゴミを増やすことにつながりっている。

 ゴミの廃棄場所になりつつある日本、一人ひとりの問題として深く考えなければならないときが来ている。 あらゆる商品の価値をもう一度見直してみよう、作っている人のことも考えてみよう、棄てられた後のことも考えてみよう、無駄のない無理のない、心豊かなやすらぎある社会ではゴミも減っていくのではないでしょうか。
 
 
 
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