オーガニックコットンふとんとコットン100%ふとん 自然素材のふとん 寝装品

 
店主コラム

エコふとんで地球を救う夢を見る 3
●3● 鴨川和綿農園に行ってきました

 純粋の「コットンふとん」が減り続けているように、戦後しばらくまでは日本各地で見られたわた畑も、今ではもうほとんど見ることが出来なくなりました。平安期に渡来人によって持ち込まれたわたの種は、長い時の流れを経て、日本各地の風土に溶け込んだ独自の品種に改良され、衣類や夜具の貴重な素材として作り続けられてきました。しかし今では安い外国産綿花に押され絶滅寸前になっています。

 その絶滅寸前の和綿の種を各地から集めて、「種の保存」を図っているのが、鴨川和棉農園の田畑健さんです。田畑さんのわた畑には日本各地のわたの種が数株づつ植えられ、それぞれの品種と原産地が書かれた札が立てられています。田畑さんはその種を元の産地に返して純日本綿花を再生させる運動をすすめています。

 その鴨川和棉農園で、01年12月、02年12月、「和棉わた」によるふとん作りのワ−クショップが開かれました。ふとん作りの指導は、日本唯一のふとん技術専門学校、東京蒲団技術学院講師、澤田清子さんです。そして私たち「江東区ふとんリサイクル推進協議会」の仲間が応援したのです。

 第一日は田畑さんの棉畑でのわた摘みから始まりました。そして摘んだ綿のわた繰り、わた打ちです。昔ながらの弓形の原始的なわた打ちは私たちにとっては幻想の世界の再現でした。そしてそのわたでふとんを作る・・・・・と言っても大量のわたを使いますから、あらかじめ製綿されたわたが使われたのですが、澤田さんのふとん仕立ての実演が行なわれました。

 中わたはもちろん純粋和綿わた、ふとん側はオーガニックコットン生地です。そして仕立ては澤田さん、とくればふとん作りの最高キャストが揃ったのですが、さらにこの日使われたわたを広げるにつれ、私たちは「いいわただなー」と驚嘆の声を上げる事になりました。

 この日使われたわたは「弓ヶ浜」という鳥取地方を原産とする品種で、繊維が太く短く、弾力の強い、まことにふとんに最適なわたでした。前回に田畑さんから提供されたわたは繊維が細く、弾力が弱い、どちらかと言うと糸紡ぎに向いたわただったのですが、この「弓ヶ浜」は違いました。日頃使っているインド綿の最高品種にも匹敵する、いやそれ以上のわたでした。

 この日夜の交流会で、参加した私たち4人のプロの「わた屋」はこう言いました。

  森沢寝具店、「ふとん屋になって以来、こんないいわたは始めてだ」

  江口寝装、「国産にこんなにいいわたがあるのは知らなかった」

  澤田屋寝具店、「弾力と風合いがあって、ゼッペル(インド綿の最高級品)より上です」

  親松寝具店、「これはふとんわたとして日本一、いや世界一、感動した」

「感動した」と言うのは小泉さんのセリフですが、実際この「弓ヶ浜」は良いわたでした。しかし私が感動したことは、和綿の良さばかりではありません。大量生産、大量消費時代に見捨てられた、和綿とわた屋がつながって、本物のコットンふとんが蘇えったことです。私はこのふとんから、物とこころを大切にする新しい共存型社会の始まりの予兆を感じていたのです。田畑さんはこの品種の栽培をもっと増やすことを考えているようです。これからが楽しみでなりません。

 この日会場に、田畑さんがインドから持ち帰った「チャルカ」と言う原始的な糸車が置かれていました。このチャルカはインド独立の父ガンジーが、貧しい人々の自立のために奨励した、小さな手動の糸紡ぎ器です。ガンジーはイギリスの産業革命に始まる機械文明が、貧富の格差を広げ、人々を貨幣の奴隷にしてしまうと忠告していました。ガンジーはすべての人々が自らの手足を使って、必要な物を作り、自立する、共存社会をインドに実現しようとしていました。その象徴として誰にでも扱うことが出来るチャルカを薦めました。インド国旗の中央にある丸い輪っかはこのチャルカを表しています。

 コットンは食料とともに重要な生活必需品です。なのに日本の自給率は0%です。安ければいい、便利ならいい、と言う風潮に流されて、日本人は祖先が築き上げてきた伝統や文化や食べ物までも、惜しげもなく捨てようとしています。田畑さんは言います。「どの時代でも、どんなに安くて良い物が輸入されるとしても、自分たちの生活に欠かす事の出来ない物は、自らの手足を使って手に入れることが出来るようにしておくことを忘れてはならない」と。

 ガンジーがチャルかに託した思いに、私が気が付いたのは、鴨川和棉農園発行の「わた・わた・コットン」という冊子を拝見したことからです。わた屋の私のわた還りがこの時から確信になりました。そして日本のわたとわた屋がつながって、「エコふとんで地球を救う夢」は房総半島の突先から、少しずつ歩み始めているのです。

☆弓ヶ浜がまだ少し残っています。最高の和綿ふとんでお休みになって、地球を救う夢を一緒に見ませんか!
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