オーガニックコットンふとんとコットン100%ふとん 自然素材のふとん 寝装品

 
店主コラム

エコふとんで地球を救う夢を見る 2
●2● ふとんは捨てないでリサイクルするもの!

「わた」が「綿」でなくなって、昔ながらの「コットンふとん」を作っているのは町の寝具店だけになってしまったことを前回お話ししました。このことを今風に言えば、寝具店が「近代化に遅れた」と言うことです。実際、コットンふとんは職人の熟練技術によって継承されてきたものですから、高度成長花やかなりし頃には「前近代的」だったわけです。あの時代、まじめにコツコツやっている人は皆んな「前近代的経営」だったんですからね。

 それで「近代的」な工場で作られる「合成わたのふとん」が現在主流を占めるようになりました。合成ふとんは「使い捨てを」を前提に開発された製品ですから、数年の耐用年数を過ぎれば、買い換えるしかありません。そしてまた新しいふとんが売れるのですから、作る側にも売る側にも都合がいいわけです。その結果起きた現象がゴミとして捨てられる大量の古ふとんの発生です。例えば東京都では粗大ゴミとして出されるふとんが年間約52 万枚に達し、2位以下の自転車、椅子、テレビを大きく引き離してトップを続けています。捨てられるふとんがゴミ減量のネックになっているのです。

 コットンふとんならこんな問題は起きません。コットンふとんは「打ち直し」というリサイクルシステムを持っていて、数年おきにリフレッシュを繰り返し、使い続けていくものだからです。打ち直しと言うのは、古くなって固まったわたを解きほぐし、再び元のような柔らかな風合いのわたに戻すことです。現在でもこの仕事は絶えることなく、寝具店の主要な収入源になっています。打ち直しは素材の特性をそのまま活き返らせる技術です。これはリサイクルですか、リユースですか、リデュースですか?。

 打ち直しは各家庭で使われたふとんをお預かりして、目方を量り、名前を付けて、混ざらないように個別に打綿します。これを工程に分けますと、

 お預かり⇒計量,⇒名付け⇒解綿⇒製綿⇒たたみ⇒これで「わた」に戻りました。更にこれを「ふとん」に作ります。
 生地縫製⇒わた入れ⇒くけ⇒綴じ⇒仕立て上がり⇒お届け、となります。

 これがふとんのリサイクルシステムです。

 99年1月、江東区女性センターで行われた「商店と消費者団体との懇談会」の中で、環境とリサイクルの話題が出ました。そのとき偶々商店側に3店の寝具店が参加していたことから、リサイクル出来て環境を汚さないコットンふとんの啓蒙をもっとやろうと言うことになり、更に1店の参加を得て「江東区ふとんリサイクル推進協議会」を結成いたしました。「ふとんはリサイクルするもの、ふとんの『打ち直し』は江戸時代から続く伝統のリサイクルシステムである」と言うことを広く伝えようと言うのが設立の目的です。会長に江口寝装店、江口保氏が就任しました。

 ふとんはリサイクル出来る・・・・それは環境問題に敏感なマスコミの関心を呼んだようです。それからの数ヶ月間にわったって、私たちは取材に追われることになりました。若い記者たちにとって「打ち直し」という言葉が新鮮に映ったのかもしれません。打ち直し工場やふとん仕立ての現場にも案内し、ふとんはリサイクルして使い続けるものだったことをお伝えしました。また、地方各地の自治体からの問合せも続きました。消費者を対象にしてこの年の3月から始まった「打ち直しわたによる小座布団作り教室」は江東区エコ・リサイクルハウスの協力を得て続けられ、今月(04年8月)で33回目になります。

 打ち直しは「コットンふとん」ばかりでなく、合繊わたや羊毛わたなど新しい素材のふとんでも一部を除いて可能です。最近若いグリーンコンシューマーの皆さんから、これら新しい素材のふとんリサイクルのご注文をいただくようになりました。とてもうれしいことです。しかし合成ふとんの価格低下が続く中では、まだまだそれはほんの一部にすぎません。

 ところでふとん1枚捨てられるといくら処分費がかかるでしょうか?これはどういう計算式をたてたらいいのか私にはわかりません。最も単純な計算ですが、トン当たりの処理費をふとんの重さで割って見ました。すると数百円という数字が出ます。つまりそれだけ税金が使われているのです。その上燃やせば大気を汚し、埋めれば土壌を汚します。ふとんの製造者責任の問題がいずれ持ち上がるのではないでしょうか。

[注]=打ち直しは綿素材を対象に開発されてきましたので、素材によっては割高になるか、打ち直し出来ない場合があります。


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